新型コロナワクチンを打つべきか、それともまだ様子を見るべきか。
読者の皆様が判断しやすいように、2021年8月現在のワクチンの情報をまとめました。
この記事を読んで、読者の皆様で自身はどうするべきか、改めて考えてみてください。
ワクチン接種の始まり
終わらないコロナ渦の中、2020年に世界の製薬業界がワクチンの開発を急ピッチで進めました。
2021年初頭から日本を含む各国でワクチン接種が開始されました。
ワクチンの種類
2021年8月現在、16種のワクチンが少なくとも1つの国の規制当局から一般公衆用として認可を受けています。
– 2種類のRNAワクチン(ファイザー-バイオンテック社製ワクチン、モデルナ社製ワクチン)
– 7種類の従来型不活化ワクチン(BBIBP-CorV、CoronaVac、Covaxin、WIBP-CorV(英語版)、CoviVac、Minhai-Kangtai(英語版)、QazVac(英語版))
– 5種類のウイルスベクターワクチン(スプートニク・ライト、スプートニクV、オックスフォード-アストラゼネカ、コンビディシア、ジョンソン・エンド・ジョンソン)
– 2種類のタンパク質サブユニットワクチン(EpiVacCorona、RBD-Dimer(英語版))
現在の接種状況
NHK特設サイトより引用
ワクチンの効果
厚生労働省 「新型コロナワクチンQ&A」より引用(2020年12月25日資料)
[感染予防](接種した人が感染しない)
– 感染予防効果は実証しにくく、臨床試験で確認することは稀。
– 発症しない感染者が多数存在する新型コロナでは、実証はほぼ不可能と考えられる。
⇒実証が難しい
[発症予防](発症者が減少)
– 接種者と非接種者を比較する臨床試験等で、両群の発症者の数を比較することで、効果を測定できる。
⇒臨床試験(治験)等で評価を行うことができる
[重症化予防]
– 接種者と非接種者を比較する臨床試験等で、両群の重症者の数を比較することで、効果を測定できる
⇒臨床試験(治験)等で評価を行うことができる
副反応まとめ
厚生労働省 「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」より引用
※対象期間:令和3年2月17日から対象期間の7月25日まで
死亡
ファイザー社ワクチンについて991例、武田/モデルナ社ワクチンについて11例の報告がありました。
現時点では、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例はなく、接種と疾患による死亡との因果関係が、今回までに統計的に認められた疾患もありませんでした。
アナフィラキシーについて
ファイザー社ワクチン、武田/モデルナ社ワクチンについて、それぞれの製造販売業者から2,211件(100万回接種あたり24件)、125件(100万回接種あたり10件)の疑い報告があり、そのうち専門家によりアナフィラキシー(ブライトン分類1~3)と評価されたものは、それぞれ405件(100万回接種あたり4件)、9件(100万回接種あたり0.7件)でした。
現時点において、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされました。
心筋炎・心膜炎について
対象期間までに、ファイザー社ワクチン、武田/モデルナ社ワクチンについて、それぞれ59件(100万回接種あたり0.7件)、武田/モデルナ社ワクチンについて13件(100万回接種あたり1.1件)の報告がありました。
心筋炎関連事象の報告頻度に大きな変化はなく、現時点において、ワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされましたが、引き続き報告状況を注視し、最新情報の周知及び注意喚起を行っていくこととされました。
血小板減少症を伴う血栓症について
新たに副反応疑い報告基準に定められた血小板減少症を伴う血栓症(TTS)に関して、TTS調査票の様式を示して情報収集・評価を行うこととされました。
異物混入(2021年8月)
2021/08/25
武田薬品工業株式会社より、厚生労働省へ、新型コロナウイルスワクチン(販売名:COVID-19 ワクチンモデルナ筋注)の一部ロットについて、使用を見合わせるようワクチン接種施設への情報提供を開始する旨の報告
厚生労働省の発表
対象となるロットについて
Lot 3004667(約5万7千本)(約57万回接種分)
Lot 3004734(約5万2千本)(約52万回接種分)
Lot 3004956(約5万4千本)(約54万回接種分)
対象となるロットが配送された会場について(8月26日時点)
全国889会場に約160万回分が配布されています
※詳しくは厚生労働省のサイトをご確認ください
2021/08/29
“異物混入”当該ロット接種 男性2人死亡とされていますが、厚労省はいずれもワクチン接種との関連は不明で、異物混入が原因であると示す情報もないとしています
まとめ
以上、現在の新型コロナワクチンの情報まとめでした。
この記事を再確認して頂いて、読者の皆様一人一人が改めてご判断ください。
早く新型コロナ騒動が落ち着いて、以前のような平和な世界になることをここに願っております。